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びっくりした時の「ゔわッ!」って何?~日常のなぜ2024①~

松蔭中学校グローバル・ストリーム(GS)では、2学期のプレゼンテーマとして「日常のなぜ」を設定しています。

これは日常生活の中で「なぜ?」と思う瞬間を見つけ、それを問いにして探究していく活動です。今年でこの取り組みも5年目を迎え、今年度もユニークで面白い「なぜ」がたくさん生まれました。

今年の「なぜ」たち

  • くしゃみの音は「はくしょん」? なぜこの音になる?

  • 横断歩道はなぜ白色じゃなければいけないの?

  • プリンと茶碗蒸しの境界は? どこで分ける?

  • ペットボトルの牛乳はなぜ腐りにくい?

  • 「〇〇っぽい」と動物に例えるのは何を基準にするの?

  • バナナの黒点はどこからが「腐っている」と言える?

注目テーマ:「びっくりした時の『ゔわッ!』って何?」

特に興味深かったのは、「びっくりした時の『ゔわッ!』って何?」というテーマ。確かに、なぜ驚いた時に「ゔわッ!」と反射的に言うのでしょう?他の言葉でも良さそうなのに、なぜこの音なのでしょうか?

そこに疑問を持ち、探究チャレンジ!

確かに、なぜびっくりした時に「ゔわッ!」っていうの?他の言葉でもいいのに、なぜこの言葉?

きっかけは、英語をDMM英会話で話している時に「Woah」「What a …」という表現を聞いた。英語でも日本語の「ゔわッ!」と同じく「ウ」のような音が含まれている。文化や言語の違いを越えて、このような共通点があるのは非常に興味深い。

調べると色々あり。

だったら違う言葉で言ってみよう。実験開始!

「ゔわッ!」の代わりに次の音で驚いてみる実験。

「きゃあ」
「ひゃあ」
「ふぇー」
「あーあ」
「はひー」
「イヤー!」

言おうと思っても咄嗟に言えない場合があったり、意識して別の音を出すと不思議な違和感がでてくることを発見!!

きっと、「う」のような強い音?が、驚きの感情と結びつきやすい

【コメント】
問いの立て方(最初の疑問)から、さらなる問いへのスムーズな流れ、そして検証して考察。まさに主体的に問いをまわしていく、探究の形がうまくできている。そして何より面白い!!

探究型学習の重要性:自ら問い、考え、答えを探す力

「探究」という言葉が教育現場でよく使われるようになりましたが、その本質は自ら問いを立て、それに向き合い、解決しようとすること。そして、そのプロセスを繰り返す経験こそが、思考力や問題解決力を高める鍵。

松蔭中学校GSでは、「日常のなぜ」というテーマを毎年のように実践することで、疑問を持つ力生徒の主体性を育む教育プログラムを目指しています。問いを立て、自ら探究する姿勢が、学びを深め、成長を促していくに違いありません!

【参考】
これまでの取り組みはこちらから


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