Cardyで解決する、日本における外国人労働者家族の教育課題
外国人労働者の増加と教育の現状
現在、多くの外国人の方が日本へきている。その数は年々増えている。ここ数年でコンビニの店員さんが、海外の方になったのは、多くの方が感じていること。
日本の状況を考えると、海外から人を受け入れて労働力を確保していくことは、よく分かる事実。ただ、私たちが問題として思うのは、その外国人労働者の子どもたちの教育。
日本語・英語が理解できない子どもたち
表が示す通り、日本語サポートが必要な児童は増え続けている。
加えて、日本に来る外国人の中には、母国語が日本語でなく、日本語や英語が全く理解できない子どもたちもいる。
こうした子どもたちが公立の小学校に通う場合、教育現場でどのような課題があるのでしょうか?
現在の対策とその限界
政府(文部科学省)は、通訳をつけたり、取りだし授業を実施したりで対応する対策を打ち立てている。
ただ、小学校の先生で、そういう生徒を受け入れる状況を考えた場合、何ができるのだろうか?小学校の先生方が直面する課題はかなり大きい。
加えて、先生との関係に加えて、その場にいるクラスメイトの関係はどうだろうか?
日本語も英語も分からないとなれば、コミュニュケーションが難しいのは容易に想像がつく。教師やクラスメイトもどう接していいか分からない状況が発生する。
実際、そういう場面にいたクラスメイトがいる。校内でアンケート結果でも、一定数そういう生徒がいたと分かった。
では、こういう状況を解決するには?どういう取り組みが必要?
解決策としての「Cardy」
そこで提案したいのが、クラスメイトや先生たちが言葉や文化の壁を越えるための「Cardy」というカード型のツール。
Cardyは、言葉や文化の違いを超えて、簡単にコミュニケーションを図るためのカード。今のところ、基本的な4種類のカードだが、今後はさらに種類を増やして、より多くの場面で役立てられるようにしたい。
何も話せないよりも、Cardyあると、きっとカードをみせるだけで、先生もクラスメイトも何か問題があり、助けて欲しいというのは分かる。
そういう本当に初期の初期のコミュニュケーションツールとして、使っていけばよい。きっと、日本語や英語という言語だけでなく、聴覚の問題も加えて、もっと広範囲での使用も可能性としてはある。
今は、この4つのカードだけだけど、今後はもう少し増やしいき、少しでも日本語の問題で、困っている生徒や対応を考える先生たちの力添えができたらと思う。
Cardyの利用法
Cardyの画像が必要な場合は、以下のリンクをご利用ください。またご利用後には、コメントをいただけると幸いです。
※今回の記事は、松蔭高校GL2年生のプロジェクトをまとめたものです。