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松蔭生考案の松蔭タータンリボン販売 文化祭(一般の部)&ホームカミングデー

松蔭GL生が考案した松蔭タータンリボンを24年度、文化祭(一般の部、4月27日)に販売します。

フライヤー その1

これは、松蔭GL高校1年生が取り組んだソーシャルアントレプレナーシッププログラムの1つとして、出来たもの。

ソーシャルアントレプレナーシッププログラムとは簡単に言えば、社会をよりよくする女子高生起業家プロジェクト。
企業とタッグを組み、社会をよりよくする商品やサービスを開発してマーケティングを行い、販売することで、金融の知識やビジネスの知識を得ていく学校独自のプロジェクト型学習プログラム。

以下は今回販売するに至った商品の経緯や特徴

商品開発の経緯

①共通意識の向上の必要性:
学校法人、松蔭女子学院は歴史ある学校(大学、高等学校、中学校、幼稚園)で、これまでに多くの卒業生を輩出してきた。しかし、法人全体に共通するアイデンティティや統一感が不足してると感じることがあった。神戸松蔭と言えば、これ!と言えるものがなかった。

だからこそ、卒業生を含めて在校生たちの一体感と学校への愛校心を高める必要性があった。そこで、法人全体で使える共通言語とも言える松蔭タータンの認知度をあげ、共通アイテムを作成することで、松蔭と言えばこれ!のグッズを持ち、松蔭生であることの誇りを確認し、同時に「自分には今も(昔からの)松蔭の仲間がいる!」そういう安堵感とも言える気持ちになって欲しい。

②モチベーションとメンタルヘルス
現代の若者は中高生をはじめ、学業や社会のプレッシャーにさらされ、ストレスや不安を抱えることが多々ある。このプロジェクトの背後には社会全体のwell-beingを促進し、みんながポジティブな精神状態を維持できるよう支援する願いがある。

女子中高生にとって、モチベーションがあがるキーワードは、間違いなく「かわいい」。学外や校内の調査結果からも「かわいい」を身に着けることで、モチベーションが上がることが指摘されている。

松蔭タータンは、法人全体の歴史をベースに作成されており、間違いなく制服によく似合う。そして、リボンという自由に形を変えられる形態は、形次第で個性を発揮できるアイテムであり、自己肯定感を高めていくことにもつながる。

かわいいものやファッション性の高いものを身に着けることで、モチベーションが上がる!

③若い力で日本社会全体の躍進
2023年の10月に1ヶ月の間、カナダのアルバータ州にて現地の高校へ留学した。そこで感じたことが、物価が高いことそして、改めて実感として気づいたのが日本の経済が世界に比べて弱いことだった。

何とかこの状況を変えたい。でも何ともできない。だからこそ、私たちではできる範囲のこととして、若い世代から思い切った取り組みを実施して発信する。そして、そういう若者がいるということをアピールして、日本社会をもりあげていきたい。

商品の特徴

こだわりにこだわった商品。
①松蔭タータン
②尾州のウール
③デザイン

①松蔭タータン


 学校法人松蔭女子学院の公認のデザイン
 このタータンの5色は、松蔭130年の歴史の象徴

②生地は毛織物の産地、尾州より

尾州(愛知県一宮市)の葛利毛織

伝統を守り作成された非常に質の高い生地で作成している。

このリボンの生地は、ションヘル織機という、80年近く前に使われていた低速織機を使って作られた、非常に珍しい生地。この低速織機(英国ではドブクロス織機、ドイツではションヘル織機)は、すでにヨーロッパではほぼ絶滅しており、商業的な製織はほとんど行われていない。

葛利毛織は、この織機を使って商業的な生産を行う、世界でも非常に珍しい工場。低速織機は読んで字のごとく、ゆっくり織り上げることにより、糸に過度のテンションを与えず、非常にふくらみのある生地を織ることができるのが特徴。

③こだわりのデザイン

最初のデザインは①だったが、②の方が模様がきれいにでるため②を選択。しかし、生地のカットで余りが多く出るので②はコストアップ。しかし、やぱり良いものを長く使いたい。可愛いものを使いたい。デザイン性が高いものを使いたいからこその②。

余った生地は、今後別の学校グッズを作成する際につかっていきます。現在はくるみボタンを作成して、グローバル生徒全員で目印的につけようかと考え中。

サンプル①
サンプル②

予算の関係で作成をやむなく断念したが、当初は次のようなブランケットの作成も考えていた。折角なのでサンプルを紹介。

在校生へ(松蔭)

残念ながらこのリボンを髪留めにして使うのは校則違反です。

昨年度、生徒会と教員へ校則のルール改定の申し出を行い、現在は話し合いの段階です。正式には認められていません。在校生がつける場合は、プライベートではもちろん自由ですが、校内で使用する場合は、髪の毛用ではなくカバンにつけるアイテムといった具合に使ってください。現在も改定にむけて活動中なので、今の段階でリボンとして使用するのは、校則違反になること、ご注意ください。

※学校側や先生方を批判しているのではありません。むしろ、学校側や生徒会は、そういう場を設けて、学校も時代に合わせて変えていこうとしています。この活動によって、学校のルールの在り方について学校全体が変わっていこうとしています。

ビジネス分析

STP分析と4P分析

謝辞

今回の販売に向けてご意見やご相談することが多々ありました。改めて、ご関係の皆さま、御礼申し上げます。

神戸松蔭女子学院大学 人間科学部 ファッション・ハウジングデザイン学科

ナガサワ文具センター

一般社団法人 国際エデュテイメント協会


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