GS・GL Mind
最終更新日:2024年4月5日
GS・GL Mind (松蔭の GS・GL 生としての気持ちの持ちよう)
松蔭GS・GL生へ
今後、以下の考え方を事あるごとに確認したいと思います。当たり前と言えば、当たり前のことではありますが、この当たり前のことをするのがとても難しいのです。だからこそ、どういう心構えでいるべきかを毎月、振り返りたいと思います。目的意識を持ち、全員で居心地の良いクラス環境を作り上げましょう。
【大前提:学び方】
①「世界や日本社会がこれから急激に変化すること」を常に意識
-コロナ禍以前の状況には戻らない
-未来社会は Society 5.0 ⇒AI の進化、仮想空間と現実空間が融合した社会
-「想像力」と「創造力」⇒知識を連結&統合し、想像し創造する。
⇒だからこその教科横断&探究の取り組みが大事
②オンラインを含めた「学び方を身に着ける」
-情報化社会からの移行=教育も移行する=学び方/必要とされる能力の変化
-生成AI(ChatGPTなど) がもたらす影響⇒学び方が変わる。
⇒便利な ICT の活用法を学ぶ必要あり。
③ 豊かな人間性、人としての成長
-Open Heart & Open Mind(伝統の価値観)、豊かな感情
④ ①②③を理解したり、実践したり、身に着けたりするため
⇒ 多くの「ことば」を知ることが大事。
語彙力はその中でも基本の「キ」。語彙力を上げることを意識!
【校訓(スクールモットー)】
Open Heart / Open Mind:心を開いて、思いを自由にして
GS・GL主任の解釈:自分の考えが絶対に正しいと思うのではなく、他人の違う意見や考え方を認め、心を開いて受け入れましょう。クラスの中にも、日本の中にも、また世界の中にも色々な人がいます。その上で、自分の思い込みや決めつけを取り払い、思いを自由にして、公平でフェアな精神で認め合い、尊敬しあい、また許しあい、思いやりのある人になりましょう。
この解釈に正解はありません。みなさん自身が中高の学校生活の中で、自分なりのOpen Heart, Open Mindの精神を養っていってください。毎年、年始のあなたのOpen Heart, Open Mindの定義を聞きます。その時の自分の定義を考えて、教えてください。
中学GS・高校GL 学年目標
【目標(J1&J2)】Know the world: Embrace the Unknown:
世界の有り様を知り、未知との遭遇(そうぐう)を楽しむ
世界にはまだまだ知らないことがたくさんある。世界や社会がどんな風にできているかを知り、そして新しいこととの出会いを楽しみましょう。興味好奇心を持って取り組みましょう。
【目標(J3&H1)】Understand the world: Build Bridges:
世界の有り様を理解し、知識を連結・統合する
学んだ知識をあらゆることに応用し、知識を連結・統合して自分なりの分析の観点や考え方を持つ。これまでに学んだ様々な知識や体験を結び付けて応用し、自分自身の価値観を作り上げましょう。
【目標(H2&H3)】Explore the World: Make Your Mark:
世界の有り様を探究し、自分の道を切り拓く(きりひらく)!
これまでに習得した知識で世界のあり様を知り、探究し、自分の将来のゴールを考え、自分の進路を切り拓いていってください。
学校での人間関係の心構え
学校とプライベートは別:基本はクラスメイトとしての付き合い、その上でプライベートがある。
価値観は異なる:価値観や考え方は人それぞれ違う。違うことが普通です。
「No」と言う:嫌なことは嫌と主張しましょう。曖昧な態度はトラブルのもと。
言いたいことは言う。陰口や悪口を言わない:伝えたいことがあるなら伝えましょう。それでもダメなら友人ではなく、クラスメイトとしての付き合いでとどめましょう。
相手の時間を考える(特に学外でのこと):クラスメイトや友人にSNSや携帯で質問したり、聞いたり、一緒にやろう、は相手の時間を奪っています。相手の時間を奪わないようにしましょう。
人間関係は投げたものが返ってくる:感謝を投げれば、感謝が返ってくる、謝罪を投げれば、謝罪が返ってくる、関心を投げれば、関心が返ってくる。
話し合いを行う時の心構え
他人も自分も否定しない。
ユニークなアイデアを歓迎する。
質よりも量:とにかくたくさん!!
最後まできちんと聞く。 (発言をさえぎらない)
わからないことは、聞き終えた後に質問する。
話を聞くときは、話している人の目を見て反応する。 (他のことをしない)
話すときに、感情的になって怒ったり、泣いたりしない。
話すときは、はっきりと聞こえるように話す。
チームやグループの議論や取り組みが台無しになるようなことを言わない。(やりたくない、面白くないなど)
議論が終わったら、議論の内容の話はしない。
誰かがまとめ出したら、それをみんなでサポートしていく。
普段の学校生活の注意
クラスの雰囲気:雰囲気をつくるのはみなさんです。全員が気持ちよく学べる環境にしてください。
終礼時の注意:机の上には何も置かない。整理整頓してから帰る。
机まわり:机の横にはカバン類のみ。書道セットや体育館シューズなどはロッカーにしまう。
中学 GS:GSMについて
土曜日のGSM中は、普段のちょっとしたことでも英語で話す環境にみんなでしてください。折角の英語環境です。「ペンかして」から普段の会話も英語で話すようにしましょう。
1時間に入った瞬間からそこは英語環境です。休み時間も英語です。日本語 OK なのは、休み時間の教室外(廊下やトイレなど)のみです。
みんなで意識を高めていきましょう。
言葉
適切な言葉を使いましょう。先生には先生の、クラスメイトにはクラスメイトに対する言葉で話しましょう。
言葉は言霊(ことだま)です。ネガティブな言葉や否定的な発言はやめましょう。普段からポジティブで前向きな言葉をつかうよう意識してください。
GS・GL 企業連携の授業より
(大切な考え方や覚書)
2020年度 山善(防災バッグ30の 販売会社)
商品開発の基本は、①世の中の不満や不便などを解消するもの、②世の中にないもの、③これを使えばわくわくする(快適である)もの2021年度 ①学期 パナソニック
SDGs を考えるには、「環境」「経済」「社会」の3つのバランスが重要2021年度 ②学期 欽山(きんざん)旅館
SDGs のみを追求すれば「おもてなし」は、対極にあるようなもの。ただ日本の旅館は、「おもてなし」を提供する産業であり、そこから利益を得ている。SDGs の理想は分かるが、経営者としてはそのバランスが難しい。2022年度 世界探訪オンライン:フィリピン
美野丘小学校(○○校長) ストリートチルドレンは貧困の中でも笑顔で力強く生き抜いている。
ピープルツリー(○○様) フェアトレード, 商品には物語がある。商品を買うのは投票に似ている。
最後に(読み手の皆様へ)
これまでは、こちらを紙ベースで配布&確認していましたが、このNoteのページを今後、使用していきたいと思います。
内容はチームの教員が、研修や本から学んだものを本校の特徴に合わせて再作成しています。賛否両論あるかと思いますが、本校(松蔭中学GS・松蔭高校GL)のコースの考え方(指導方針)として、こういうことを念頭においている、そういうことを意識しているんだ
とみていただければ嬉しく思います。