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『Open Heart, Open Mind』とは何のこと?

本校、松蔭中学校・高等学校のスクールモットー は「Open Heart, Open Mind」。敢えて訳すならば、 『心を開いて、思いを自由にして』。

実はこのモットー 「正式な定義」が存在しません!その理由は、在籍中に生徒たち自身がこの言葉を自分なりに解釈し、自分の精神とともに成長させていくためです。

そこで、松蔭GS・GLでは、毎年3学期の初めにこのモットーについて考え、自分自身の定義を作る活動を行っています。今年も生徒たちが、日常の中で「Open Heart, Open Mindできなかった」失敗談を振り返り、その中から多くの学びを得て、それぞれの定義を作り上げました。


Open Heart, Open Mindしていない失敗談


ヘルプマークは神戸市HPより

サプライズを勘違い

ある日、友達同士で何か話しているのを見て、「なんで私を仲間外れにするんだろう」とすごく怒ってしまいました。でも、実はそれは私へのサプライズを計画している話だったんです。この経験から、「勝手に決めつけちゃいけないんだな」と学びました。

エレベーターの怖い人

マンションのエレベーターで、見た目がちょっと怖そうなタトゥーの入った男性がいて、「この人危なそう…」と怖くなりました。でも、勇気を出してエレベーターに乗ったら、「何階ですか?」と優しく聞いてくれて、すごく礼儀正しい人でした。この出来事で、「見た目だけで人を判断しちゃいけない」と気づきました。

ヘルプマーク

電車で優先席に座っている若い女性を見て、「座らなければいいのに」と心の中で思ったことがあります。でも、その人がヘルプマークをつけているのを見て、「見た目じゃわからない事情があるんだ」と気づきました。この経験から、「誰かを勝手に批判しないこと」の大切さを学びました。

第一印象の見た目

オンライン英会話で、初めての先生が無表情だったので、「この先生怖いかも」と思っていました。でも、進路相談をしたら、すごく親身になってアドバイスをくれました。この経験で、「人の性格を第一印象だけで判断するのは間違いだ」と学びました。

私のOpen Heart, Open Mind

  • このモットーは、完璧を求めるのではなく、失敗しても挑戦し続けることの大切さを教えてくれる。毎日をポジティブに楽しみ、何事にも恐れず飛び込んでみてほしい。

  • 他人の意見に流されて、自分の本当の意見や本音を言えずにいるのではなく、はっきりと自分の意見を表に伝えることが大事です。そして、自分と同じでも異なる意見でもどちらも受け入れ、自分の意見にさらに膨らみを持たせ、自分の視野を広げましょう。

  • 心の扉を開けて門番になる。自分の心に入れていい、取り入れると決めたものは門番の役割として中に入れてあげて、逆に門の中に居続けていても小さい世界だけで視点が偏るから門の外に出て新しい視点や考え方を取り入れる。この二つの入門と出門がOpen heart, Open Mindだとおもう。

  • 自分で自分を追い詰めず、自分にも多岐にわたる将来の道の可能性を信じて、自分の心を広く自由に生きる事。

  • 自分を出して相手も自分を出せるということ。自分をリスペクトしてもらうことができて相手をリスペクトすることができること

モット―(校訓)を考える意義

「Open Heart, Open Mind」、この言葉は松蔭生として学びの根本であり、学校での経験を通して、大切に育んでいくべき精神。きっと、卒業してもこのフレーズは忘れない。学校の学びの中でこの考えを身につけ、成長し続けることが、将来の財産になり、未来に向けての力となっていく。社会に出て大人になったときにも、この精神を忘れずに、柔軟で開かれた心を持ち続けてほしいなと思います。

いつまでも「Open Heart, Open Mind」の精神を忘れずに!!

この精神を一生の宝として、どんな時も心に留め、歩んでいってください。


【参考リンク】2年前の取り組みはこちらから。