2024世界探訪オンライン~シリア~
今年も松蔭GSGLは世界のある国をオンラインで探訪します!
22年度はフィリピン、23年度はザンビア、そして今年はシリア!!
このNoteは松蔭GSGL生の事前学習用参考ページ&事後学習振り返り用として作成しています。
今回のプログラムは、
事前学習で
①シリアを知ろう
②シリアを食そう(Humusを作りましょう)
そして、オンライン研修で
③シリアとつながろう!
となります。
では、基本情報を確認して、シリアのことを知り、Hummusの作り方を確認し、最後に協力してくださるPiece of SyriaさんのHPを確認しましょう!
基礎情報(外務省)
名称 シリア・アラブ共和国(Syrian Arab Republic)
面積 18.5万平方キロメートル(日本の約半分)
人口 2,156万人(2022年推定値 CIA The World Factbook)
首都 ダマスカス
人種・民族
アラブ人:約75%、クルド人:約10%、
アルメニア人等その他:約15%
公用語 アラビア語
宗教:
イスラム教:87%
イスラム教のスンニー派 74%、
イスラム教のアラウィ派、シーア派など 13%
キリスト教:10%、
ドルーズ派:3%
略史 年月 略史
1918年 オスマン・トルコより独立
1920年 仏の委託統治領となる
1946年 仏より独立
1958年 エジプト・シリアによるアラブ連合共和国成立
1961年 シリアがアラブ連合共和国から離脱
出典:外務省 基礎データ
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/syria/data.html
シリアの内戦
シリアの料理
フムスorハマス
シリアの世界遺産
【事後学習(生徒コメント)】
研修後の振り返りでは、特に印象にのこったことを言語化しました。
【Aさん】今回の探訪オンラインを通して私の発展途上国や支援が必要な国に対する気持ちが180度変わりました。中野さんの言うように私はそういう国々に対して可哀想、支援してあげなければという思いで今まで募金やそういう活動などに取り組んでしまっていたのかもしれません。この気持ちが悪いという意味ではなく、今回のワークショップはこれからのこのような活動に対する私の中の心意気を変えようと思えたものでした。このような活動に本来は上下などなく対等な上で彼らの元々の暮らしを復興させるお手伝いをする、中野さんのこのお言葉がすごく心に響きました。
【Bさん】シリアと言えば、皆が爆撃に怯え、暗い顔をしている国、という印象があった。でも実際のシリアの人々は、想像していたシリアとは真反対。喉が渇いたら知らない人にも水をあげ、寝床まで与えてくれる。そんな明るい国だということに驚いた。でもそんな平和なおもてなしの国でさえも、醜い戦争や地震のせいで、新聞やテレビで見かけるような「怖い」国になってしまったことに衝撃を受けた。「戦争についてどう思う?」と訊かれたら、「戦争?悪いこと、悪いこと」と連呼していたけれど、戦争は命を奪うだけでなく、その国の文化や誇りをも殺してしまうものだ、ということを実感することができた。SAKURA幼稚園の園児たちは笑顔にあふれていて、大学生は質問に答えてくれて、笑ってくれた。そんな本当のシリアの姿を見た後のエンディング動画は、ずっと鳥肌が立っているくらい感動した。確かに日本とシリアは遠いし、お互いのこともわかっていない。実際、私もわかっていなかった。でもその国の裏の姿、新聞で見る暗い姿だけでなく、表、本当の姿を見て、本当の姿になるまで支援をすることが、世界平和につながることだと思った。
【教員コメント】
振り返りを読んでいましたが、受講者が色んな気持ちをもったのが良く分かりました。Aさんのように支援についての考えが変わった人、Bさんのように本当の姿を知る重要性に気づいたこと。生徒たちが多くの気づきを得たことが分かり、非常に嬉しく思います。今シリアについて感じていることを心に留めながら、今後も世界に対する視野を広げていってください。
【参考】